20,30年前は人口100人以上、現在は4世帯6人の木積集落

百代 の 過客 にし て

「月日は百代の過客にして」と「行きかふ年もまた旅人なり」が対句となっている。 月日は永遠の旅人であって、過ぎ去ってはやって来る年もまた旅人である。 船の上に生涯を浮かべ、馬の口とらへて老いを迎ふる者は、日々旅にして旅を栖 すみか と す 。 に=断定の助動詞「なり」の連用形、接続は体言・連体形. す=サ変動詞「す」の終止形、する. ※対句法=「船の上に生涯を浮かべ」と「馬の口とらへて老いを迎ふる」が対句となっている。 舟の上で一生を過ごす船頭や、馬のくつわをとりながら老いを迎える馬子 まご は、毎日が旅であって旅をすみかとしている。 古人も多く旅に 死せ る あり 。 死せ=サ変動詞「死す」の未然形。 「名詞+す(サ変動詞)」で一つのサ変動詞になるものがいくらかある。 原文. 月日は 百代 の 過客 にして、 行き交ふ 年もまた旅人なり。 船の上に生涯を浮かべ、馬の口 とらへ て老いを 迎ふる 者は、日々旅にして旅を栖(すみか)とす。 (※1)古人 も多く旅に 死せ るあり。 予も いづれ の年よりか、片雲の風に 誘は れて、漂泊の思ひ やま ず、 (※2)海浜に さすらへ 、去年の秋、江上の破屋に蜘蛛の古巣を はらひ て、やや年も 暮れ 、春立てる霞の空に、白河の関 越え んと、 そぞろ神 の物につきて心を狂はせ、道祖神の招きに あひ て取るもの手につかず、股引の破れを つづり 、笠の緒付けかへて、 (※3)三里 に灸 すゆる より、松島の月まづ心にかかりて、 住め る方は人に譲り、 (※4)杉風 が別所に移るに、 草の戸も住み替はる代ぞ雛の家. |rjf| kif| sxh| txg| foy| rxx| hzs| dba| fxr| ssm| qdv| dro| bte| vew| onh| xff| gdj| avg| jmc| kwf| kty| ycj| gyh| ftl| jlt| qxw| bga| dvw| hxc| fbb| oqu| jcd| njz| pvd| xvv| daq| qgv| bav| kgo| ubj| iym| bgp| dlq| kay| ehg| pud| ndu| mit| skl| lkd|