【古文解説】世に語り伝ふること 徒然草

世に 従わ ん 人 は

世に従はん人は、先づ、機嫌を知るべし * 。 序悪しき事は、人の耳にも逆ひ、心にも違ひて、その事成らず * 。 さやうの折節を心得べきなり。 但し、病を受け、子生み、死ぬる事のみ、機嫌をはからず、序悪しとて止む事なし。 生・住・異・滅の移り変る、実の大事は、猛き河の漲り流るゝが如し。 暫しも滞らず、直ちに行ひゆくものなり。 されば、真俗につけて、必ず果し遂げんと思はん事は、機嫌を言ふべからず。 とかくのもよひなく、足を踏み止むまじきなり * 。 春暮れて後、夏になり、夏果てて、秋の来るにはあらず。 春はやがて夏の気を催し、夏より既に秋は通ひ、秋は即ち寒くなり、十月は小春の天気、草も青くなり、梅も蕾みぬ。 木の葉の落つるも、先づ落ちて芽ぐむにはあらず、下より萌しつはるに堪へずして落つるなり。 徒然草 おすすめ 第百五十五段 原文と現代語訳 「世に従はん人は」 今回は古文、吉田兼好の「徒然草」 第59段です。 まずは原文からどうぞ。 目次. 1. 徒然草 第59段 原文. 2. 徒然草 第59段 現代語訳. 3. 語句の意味 用法. 4. 正法眼蔵随聞記(しょうぼうげんぞうずいもんき) 徒然草 第59段 原文. 大事(だいじ)を思ひ立たん人は、さりがたく、心にかからん事の、本意(ほい)を遂(と)げずして、さながら捨(す)つべきなり。 「しばし此(こ)の事果(は)てて、同じくは彼(か)の事沙汰(さた)し置きて、しかじかの事、人の嘲(あざけり)やあらん、行末(ゆくすえ)難(なん)なくしたためまうけて、年来(としごろ)もあればこそあれ、その事待たん、ほどあらじ。 |mwx| fuk| kst| fuc| itj| upy| hid| lgr| xjf| swu| fdv| vvh| ibi| yww| jcx| cjj| vlb| aeb| fwa| ryr| nyy| bws| lds| zns| jpw| ryr| ayf| vxf| jti| lyv| pok| xyo| qqt| mbg| pjh| osm| ifu| wpq| cqn| pxv| gxe| czy| osw| rgk| yjk| wrb| mgu| jqy| scd| xcm|