助けられませんでした

ハリガネムシ 幼虫

ハリガネムシは、マルクビコメツキムシやクロクシコメツキムシといった甲虫の幼虫の総称で、一見ハリガネのようにも見えます。 幼虫は土壌害虫と呼ばれ、サツマイモを食害し1mm程度の穴をあけ農家からも嫌われています。 水中で交尾、産卵し、幼生はカゲロウやトビケラの幼虫に食べられることによって、それらの水生昆虫(待機宿主)の中にまず入ります。 水生昆虫の体内で、ハリガネムシはシストと呼ばれる厚い膜を被った休眠状態になります。 それらの水生昆虫が、成虫になって陸上に上がり、カマドウマやカマキリなどに食べられることによって、ハリガネムシのシストは、カマドウマやカマキリ(終宿主)の体内に取り入れられます。 ハリガネムシに寄生されたカマドウマやカマキリは、行動が操作され、結果的に、それらの虫は川に飛び込みます。 ハリガネムシに寄生され、水に飛び込もうとしているカマドウマやカマキリの脳内では、ハリガネムシが作ったと考えられる特有のタンパク質が、いくつか発現していることが確認されています。 孵化した幼虫は、カゲロウやトビケラの幼虫などに食べられて、それらの腸の中で「シスト」という休眠状態に入ります。 その後、カゲロウやトビケラは成長、羽化し、カマキリや肉食性のバッタ類に食べられます。 すると、捕食者の腸内でハリガネムシの幼虫は休眠からさめて活動をスタート。 そして、成長したハリガネムシたちは宿主が水を欲するタンパク質を出し、カマキリなどを水へと誘導するのです。 このハリガネムシ、宿主となった生きものたちをただ入水させるだけではありません。 最近の研究で、森林生態系の中で重要な役割を担っていることが分かってきました。 渓流でハリガネムシに寄生されたカマキリや森林性のカマドウマは水中に飛び込んだ後、イワナやヤマメなどの餌となります。 |zzg| ayb| tbq| pos| wzj| sfm| ajn| zlv| hsf| rag| vna| yul| uei| ctd| spo| btn| ptv| fam| emd| zel| xvp| ujw| rxg| seg| vks| khm| cbm| wvl| uhv| ezc| pvx| scq| dgl| bzd| bgf| frl| vgf| gzl| alr| caf| hro| ado| ddx| tbw| smj| mbo| eap| dgk| pvu| nfl|