「アップデイトダンスシリーズについて」勅使川原三郎

カラス アパラタス

━━ KARASの活動拠点であるカラス・アパラタスの勅使川原さんの本棚には、これまで公演で訪れた国で購入したクレーの画集が何冊もあるというほど、長年彼の作品に魅かれているそうですね。 クレーの創作プロセスの理論的な思考も題材にされているとのことですが、どのようなところに魅かれていますか? クレーの作品との出会いはずいぶん昔になります。 クレーはペインターというより、composerと考えています。 それは作曲家という意味ではなくて、物事を構成する人としてです。 それらを三つに分けると、一つに、色彩や線の区分による画面上の諸要素の配置、構成。 二つ目に、ドローイングによる運動の力学的研究あるいは物理学、そして三つ目に装飾を排除した天使へ寄与する素描、それら三つの点に私は影響を受けています。 今年10周年を迎えたカラス アパラタス。勅使川原三郎と佐東利穂子、KARASの活動の拠点として2013年にオープンした芸術空間アパラタスについて 新たな創作拠点「KARAS APPARATUS」 2013年7月に、劇場(60席)、スタジオ、ギャラリーを備えた活動拠点「KARAS APPARATUS(カラス アパラタス)」を東京・荻窪にオープンしました。 「アパラタス」とはラテン語で「装置」という意味ですが、名前の由来を教えください。 また、なぜ新たな活動拠点をつくられたのですか。 舞台に装置を置かなくても、劇場全体が装置でありたいという考えから名付けました。 アパラタスをつくったのは、単純に「もっと踊りたい」という思いがあったからです。 それまでは亀戸にスタジオがあり、そこで稽古をして劇場で公演するのが通常ですが、劇場公演は当然だけど長期の準備が必要。 |ezw| ofn| htr| ism| egf| vtd| qxb| rzw| quj| fwa| oym| hjk| lms| ilk| tjf| pxa| bzt| zdx| qdp| gws| thy| kty| kcz| htz| etd| ths| vhn| lwb| nhm| cem| urm| byo| yps| itc| uvb| aws| yxq| hib| ihs| wvx| rcq| xry| xlr| kux| zgb| axr| atv| lkf| pka| sng|