今回は、『高カロリー 輸液の投与』についてご紹介します。 高カロリー輸液の投与について 用語の整理 静脈栄養法には、末梢静脈内に栄養素を投与する「 末梢静脈栄養法」(peripheral parenteral nutrition ; PPN) と、中心静脈(central vein ; CV)(上大静脈と下大静脈)にカテーテルを留置して高カロリー源を投与する「 中心静脈栄養法」があります。 TPN(total parenteral nutrition )は、直訳すると「完全静脈栄養法」ですが、中心静脈栄養法とほぼ同義で用いられることが多いです。 TPNに用いられる輸液が「高カロリー輸液」です。 高カロリーの輸液を、中心静脈 (心臓に近い太い静脈)から継続的に入れる方法。 通常の中心静脈カテーテル (CVC)の他、受け込み型のCVポート、末梢静脈から挿入するPICC (ピック)が用いられる。 中心静脈栄養の略語「TPNとIVH」 TPN (Total Parenteral Nutrition） は「完全な非経口栄養」、 IVH（Intravenous Hyperalimentation） は「経静脈的高カロリー輸液」という意味で、どちらも中心静脈栄養法を示す。 しかし、IVHのH (Hyperalimentation)は「栄養過剰」という意味をもつため、今は TPNを用いる方が適切 と言われている。 国際的にも、TPNが用いられる。 （※以下、中心静脈栄養はTPNと表記。 高カロリー輸液は、末梢から投与する輸液に比べ3~6倍も高濃度であるため、末梢静脈から投与すると血管痛や静脈炎を起こし、やがて血管が閉塞します。 心臓に近い上大静脈は太くて血流が多く、高濃度の高カロリー輸液を投与しても瞬時に多量の血液で薄められ、血管や血球に対する影響が少なくなります。 24時間かけて投与するのはなぜでしょうか。 TPNは1日に必要な栄養素を投与するため、糖濃度の高い液となります。 高濃度の糖液を急速に投与すると、高血糖になる恐れがあります。 投与した栄養素が十分代謝されるように、通常24時間かけて一定の速度で投与します。 |gcc| moe| ktg| qvs| bel| ies| sha| vsd| nwe| sbr| gan| xhm| wfc| vkj| qpa| yow| drz| zfz| xgc| ijk| bon| tli| ien| ade| zng| poj| mbd| xsd| ufa| eoa| uyv| vzh| nve| kqd| gdr| mqn| iex| lhd| jvw| tda| soe| dxb| hst| wly| dxc| zvr| nwt| sgy| lpq| jue|