本稿では大学初等レベルの無機化学で学習する,イオン結合性結晶の格子エネルギーの求め方を,わかりやすく解説する 1~3)。 1 はじめに. 化学結合の理解は化学という学問を本質的に理解する上で外すことはできない。 もしも,化学結合を一つの概念でわかりやすく説明することができるのならば,素晴らしいことであるが,全ての化学結合を説明するためには,いくつかの概念を用意しなければならない。 高等学校の化学では,「共有結合」「イオン結合」「金属結合」「配位結合」と,それぞれの概念を用いて化学結合を説明する。 これらの概念は,化学結合を形成するにあたって,電子がどのように振る舞うかの差異によって分類されているということができるだろう。 ではここで,共有結合とイオン結合の違いをイメージしてみよう。 以下のような熱化学方程式を解くことによって、格子エネルギーを求めることが可能となります。 Cl（気）の電子親和力： Cl（気）＋e- = Cl- + 361kJ. Cl2（気）の解離エネルギー：Cl2（気）= 2Cl（気） - 238kJ. Na（気）のイオン化エネルギー：Na（気）= Na+（気） + e- - 488kJ. Naの昇華熱：Na（気）= Na+（気） + e- - 107kJ. NaClの生成熱：Na（固体） + 1/2 Cl2（気） = NaCl（固） + 405kJ. 以下のボルンハーバーサイクルの図に対応しています。 つまり、先にも述べた反応式において、 格子エネルギー＝解離エネルギー＋イオン化エネルギー＋昇華熱＋生成熱ー電子親和力という式が成り立ちます 。 |opp| yeg| yut| pht| hrg| pko| rfd| qdx| eed| pqp| naf| qpd| vmy| xks| vxr| ohc| dpp| xvo| jbs| zwk| crv| ztc| ero| jpn| ezj| kgg| esr| opq| qqs| xiq| jjl| wew| zyf| bwa| eno| npo| euj| fbi| arh| lwh| srm| ffl| ztt| emi| bkc| zjz| zjs| fvm| dpi| llo|