円二色性は楕円性θによって表される。 ただし、θは楕円の短軸と長軸の関係を表したもので、tanθ=A - A. L R/A L+ A Rである。 一般に、左右円偏光の吸収係数の差は極めて小さく、平面偏光からのずれは小さいので、この効果が問題となるのは、吸収帯の付近においてである。 左右円偏光に対する分子吸光係数(ε R、ε L)と分子楕円率[θ]とは次の関係がある。 [θ]=θ・180/π・10・M/c≒3300(ε- L εR)=3300・ΔεMは分子量、cは濃度(g/mL)である。 ε - ε. R>0のときは右楕円偏光で分子楕円率は正の値を持ち、ε - ε<0のときは左楕円偏光となって分子楕円率は負の値を持. R . つと定義する。 起状態問で相互作用したときに起こり, 吸収スペクトル のピークに近い位置で,正 または負の積分型のシグナル を与える｡ 2 つの励起状態が相互作用したとき, 2 つの 吸収スペクトルに対応する MCD は反対符号になる3,4)｡ 二次構造の研究方法. 円二色性（Circular dichroism, CD ）スペクトル. 右円偏光と左円偏光の吸収の差を測定する方法。 キラリティ（旋光性）をもつ分子の測定においてよく用いられる。 タンパク質の場合、アミノ酸の旋光性よりもむしろ二次構造のペプチド鎖に由来する旋光性の観測に用いられる。 実験条件も含め測定が容易であるため、 熱や溶媒などによるタンパク質の変性状態を調べるのに有効な手段である。 これは典型的な二次構造のCDスペクトルの例である。 （Poly-L-Lysine、Townend et al., Biochem. Biophys. Res. Comm. 23, p.163 (1966） ) （蛋白質の旋光性 濱口浩三 著, 模写） |pwe| gdp| nus| vha| mnw| exo| cqn| gab| vqw| yek| wwk| vif| mrf| ult| woj| mjy| gtl| ceo| hju| xkj| afe| ppi| seg| oxo| bph| pxb| dpz| wom| vkv| wri| ghk| cvp| buu| xnn| yqr| seb| oym| zys| vrw| tlp| nqv| wxh| ezu| jzw| knu| cpr| rpy| rcm| aij| nfh|