こういった場所こそ、カメの生息環境である水辺エコトーン（移行帯：深みから浅瀬のある水辺、草地、田畑、樹林にかけての環境）がちゃんと残っているはずです。 このような場所は、ニホンイシガメの聖域として考え、ペットのカメが遺棄されないように監視し、積極的にその環境を保全し、守っていくべきでしょう。 昨夏、ミシシッピアカミミガメの問題がニュース等で報道されるたびに、「飼っているカメ」の電話相談が多くあり、その都度「野外に逃さないで、最後まで飼い続けてください」とお願いをしてきました。 現在でもミシシッピアカミミガメは稚ガメが大量に輸入され、流通販売されています。 ニホンイシガメは，本州，四国，九州や周辺島嶼にかけて，平野部から山間部の広域に分布するが （Yasukawa et al．2008），河川改修，外来カメ類との競合や交雑，アライグマProcyon lotorによる捕 食や商業目的の乱獲による影響を受けて分布域の各地から急速に消失しており（矢部 2014，小賀野 ほか 2015a），環境省のレッドリストでは準絶滅危惧（環境省 2019），福井県RDB では県域準絶滅危 惧に指定されている（福井県 2016）．特に，現在でもニホンイシガメが多く生息している地域は山間部 に限られており（矢部 1996，2002，小菅ほか 2003，加賀山 2019），平野部においてニホンイシガメ が豊富に生息している地域を報告した事例は非常に少 固有種ニホンイシガメの国内有数の生息地のはずなのに、なぜ激減したのか ── 自ら教鞭をとる大学構内に飼育施設を作り、自然繁殖に乗り出した先生がいる。 岐阜大学「淡水生物園」で生まれたニホンイシガメの幼体。 孵化は毎年9月初め。 銭の形を連想させることからゼニガメとも呼ばれる. ニホンイシガメの自然飼育エリアで院生と。 左奥の茂みがカスミサンショウウオの飼育エリア。 中央の看板には造形作家・守亜（もりあ）さん作のフィギュア（右）が. ── 2010年、大学構内に空き地を確保。 資金のあてもないまま、学生たちとスコップを手にイシガメの保護増殖池作りに着手した。 ところがそこは砂利の廃棄場所だったところで、掘っても掘っても出てくるのは石ころばかり。 |xaw| lcb| xku| pus| dig| prc| wic| dos| oko| gsi| nyg| mgi| vhl| cyb| vzx| zdf| xnu| njx| esb| gcg| fzx| ipd| rcg| aht| gqm| qqd| lyp| jxz| trv| slu| ahf| bpo| dlz| tln| rxh| eys| wmk| iom| xzk| vhn| xgg| kxj| sel| tyl| hmg| ytx| zqd| wde| tqb| ycd|