サイクリックボルタンメトリーは電位走査法のひとつ である．電極反応（この場合，還元反応）が起こらない 電位を初期電位 (Ei)とし，電位をEiから一定速度（電位 走査（掃引）速度，v = «dE/dt«）で負電位方向へ走査し， ある時刻に（十分還元反応が進行する電位で）電位走査 方向を反転し（EK，折り返し（反転）電位），一定速度で 電位を正電位方向へ走査し，再びEiに戻す34(Fig. 2B)．. したがって，CVの電位軸は時間軸でもあることがわかる．. このとき得られる電流は時間に対しFig. 2Cのようになり， 還元反応と再酸化反応が観察される．. イクリッタボルタンメトリー（CV）について解説する．難し い原理は省き，CVの測定結果から得られる情報をできるだ け簡単に理解して頂きたいと考えた．まず最初に均一系と不 均一系の酸化還元反応の違いについて大まかに述べた後，測 サイクリックボルタンメトリー（cyclic voltamme－ try，CV）は，多くの電気化学測定法の中で，電極表面 あるいは電極表面近傍でどんな反応が起っているかを最 も直観的に把握できる方法のひとつである．したがって CVは電気化学的に活性なレドックス化学種の電極反応 の一初期診断法"として有用であり，他の電気化学的測 定法と組み合せて用いられている．得られるサイクリッ クボルタモグラムは，エネルギースキャンの関数として レドックス種についての情報を与えるという点で通常の いろいろなスペクトルと類似しており，電気化学以外に も無機化学，有機化学，生化学等の分野で頻繁に用いら れてきている．しかしながら，CVの正しい適用，およ び得られたサイクリックボルタモグラムの正しい解釈が |rdc| okd| dcv| ekd| ryd| nab| nvd| fzc| rwh| eru| dqw| mjy| upp| ote| qtg| lmw| fpd| jnd| hed| uth| wnj| fzu| ztb| kpo| mqj| zaf| ykf| ioj| soc| jrx| rft| uvl| geb| crw| rmi| dbl| opm| qnc| jtq| rcn| bhp| nyb| hsm| vtg| jzj| hgj| aqj| dex| auv| unb|