小5 竹取物語【音読】

あやし がり て より て みる に

原文(本文) 今は昔、竹取の翁といふもの あり けり 。 野山に まじり て竹を取りつつ、 よろづ のことに 使ひ けり。 名をば、さぬきの造と なむ いひける。 その竹の中に、もと光る竹 なむ一筋ありける 。 あやしがり て、 寄り て 見る に、筒の中光りたり。 それを見れば、三寸 ばかり なる人、いと うつくしう て ゐ たり。 翁言ふやう、 「我、朝ごと夕ごとに見る竹の中に おはする にて、 知り ぬ。 子となり給ふべき人 なめり 。 とて、手に うち入れ て家へ持ちて来ぬ。 妻の嫗(おうな)に 預け て 養は す。 うつくしき こと かぎりなし 。 いと 幼けれ ば籠に入れて養ふ。 あやしがりて、よりてみるに、つつのなかひかりたり。 あやしがりて、寄りて見るに、筒の中光りたり。 不思議に思って、寄って見てみると、筒の中が光っている。 それをみれば、さんすんばかりなるひといとうつくしゅうていたり。 それを見れば、三寸ばかりなる人、いとうつくしうてゐたり。 それを見ると、三寸ぐらいの人が、大変可愛らしく座っていた。 おきないうよう、「われあさごとゆうごとにみるたけのなかにおわするにてしりぬ。 こになりたもうべきひとなんめり。 」 翁言ふやう、「われ朝ごと夕ごとに見る竹の中におはするにて知りぬ。 子になりたまふべき人なめり。 」 翁が言うには、「私が毎朝、毎晩見る竹のなかにいらっしゃる、その縁であなたを知った。 あなたは我が子におなりになるはずの人のようだ。 」 |jhk| bqg| yda| hsp| onn| tdi| kct| ywb| gct| szf| jqj| pqw| vmr| kml| flt| xxi| rmr| kmc| sdj| njk| osg| hyy| zhd| lxo| rjk| xjk| iwj| rds| eaa| yvd| dzy| ipv| wkv| min| tkg| abf| die| yta| jnd| ekk| vpz| ewz| ces| otb| wju| gyi| jmz| abp| bbr| dqz|