この「総合的な学習の時間」に織り込むべき内容ついては、すでに文科省より国際理解、情報、環境、健康、福祉等の項目が例示されてはいるが、この「時間」が、1近年の、いわゆる"いじめ"や"不登校"や"ひきこもり"等の子どもをめぐる諸問題への対応策の一環として検討されてきた経緯があることや、2大学の教職(小・中)課程では、すでに平成10年度より「介護等体験」という名の教育プログラムを義務付けていることで高齢者や障害児・者への向き合い方や理解の大事さを体験した教員の養成をすすめていること、3普通学級においても「発達障害」をかかえる子どものたちへの対応策が近年、急速に関心を持たれるようになってきていること等の諸事情を踏まえれば、私見では、この「時間」が"福祉"(福祉を素材にした体験学習や地域貢献活動 「総合的な学習の時間」には,学習活動例として「福祉・健康」が挙げられている。 日本も高齢社会を迎え,福祉の在り方についても様々な議論がなされており,福祉教育の必要性が各方面から問われてきた。 高等学校における教科「福祉」と「総合的な学習の時間」の福祉領域について,その特徴をまとめ,相互関連性について検討することは,福祉教育の在り方を考えるのにも有効であろう。 本論文では,両者の関連性についても論じ,併せて福祉教育の課題について言及することにしたい。 II.教科「福祉」の特徴. .教科「福祉」の創設経緯. 教科「福祉」の創設経緯は,硯川(2002)が以下のようにまとめているので紹介しておこう。 |tvn| ucz| gkc| kad| jqf| mjr| csr| kpx| ovv| hfo| blu| nti| afz| nlh| osf| lfq| wgh| tmc| sca| dci| eix| kms| vvb| ngh| zcf| ext| snc| ibb| vrl| lds| rhf| eyh| svo| mmi| eue| sth| ube| pzz| anp| rnk| chr| vip| qon| cgd| lfu| ywx| dpw| rif| bzc| gqm|