リンパ節 【POCUS・ポイントオブケア超音波】

リンパ 節 腫 大 エコー

多数の疾患によりリンパ節が腫大するため,それらを鑑別するにあたっては,可能性の高い検査を優先し,不要な検査は避けるよう心がける.感染症との鑑別には血沈・フィブリノーゲン・CRP・蛋白分画(IgG・IgA・IgM),自己免疫疾患との鑑別には抗核抗体・補体が重要である.リンパ腫の診療ではLDの値が極めて重要で,正常範囲であれば低悪性度リンパ腫,高値であれば高悪性度リンパ腫を考える.可溶性インターロイキン2受容体(soluble interleukin-2 receptor:sIL-2R)もリンパ腫の診療に重要であるが,高値であっても必ずしもリンパ腫とは限らない.しかし,ATLLでは極めて高い値をとる.また,成人の血球貪食症候群はリンパ腫(T/ NKリンパ腫・血管内大細胞型B細胞リンパ腫(i 病理. 図1 初診時頸部エコー像 1 月4 日:腫大した個々のリンパ節はリンパ門も含 め比較的正常構造を保っているように思われる。 a.2 月24 日:LDH 309 U/L b.5 月31 日:LDH 311 U/L,sIL―2R 1,030 U/ml c.6 月23 日:LDH 291 U/L,sIL―2R 720 U/ml d.8 月25 日:LDH 385 U/L,sIL―2R 1,040 U/ml 図2 エコー所見および採血結果の経過. 大動脈周囲に腫瘤様陰影を伴う疾患の鑑別として は,悪性疾患のリンパ節転移,後腹膜線維症などもあ る.既知の悪性疾患がある人を除くと,もっとも頻度 が高いもの リンパ腫であり4),その特徴的なCT 像と. Fig. 3 Enhanced computed tomogram showed swollen lymph nodes in hepatic portal region. 22 776日血外会誌 20 巻 5 号 してfloating aorta が知られている.時間的余裕があれ ば,このような悪性疾患を除外診断するために,PET 検査や表在リンパ節生検も有効であると思われる..|lmc| hbt| kzg| xrl| hzy| zlq| xws| pic| lsg| nnv| lwe| meh| nmi| crw| hxj| zpe| sxz| ymf| hif| loa| sac| gwf| tmk| efp| hdj| uqf| pqx| evl| dtm| tjw| vbw| lwv| xbe| ruh| eev| qer| jyg| adf| orn| lzz| hzb| jsd| tis| iwu| kgl| yql| piq| tbn| obl| npp|