【授業解説】ざっくり古文・伊勢物語(東下り編)

鹿の子 まだら

季節を知らない山というのは、この富士山のことです。今がいつだと思って、鹿の子のまだら模様のように雪が降るのでしょうか。 その山は、京で例えるならば、比叡山を20ぐらいに重ね上げたほどの高さで、形は塩尻のようでした。 かのこ‐まだら【鹿子斑】. 〘名〙 鹿の 毛色 にある白い斑紋。. また、他の色の地に白い斑紋があること。. かのこ。. ※ 伊勢物語 (10C前)九「時知らぬ山は 富士 のねいつとてかかのこまだらに雪のふるらん」. 「いつとてか 鹿の子まだらに 雪の降るらむ」 係助詞の「か」は、「疑問」や「反語」を表していて、文末を連体形で結ぶよ。 この文の意味は「今をいつと思って鹿の毛のようにまだらに雪が降っているのだろうか」という「疑問」の意味になっているよ。 いつだと思って、鹿の子のようにまだらに雪が降り積もるのだろうか。 その山は、ここにたとへば、比叡の山を二十ばかり重ねあげたらむほどして、なりは塩尻のやうになむありける。 いったい今をいつだと思って、鹿の子まだらに雪が降り積もっているのだろうか。 その(富士の)山は、ここ(都)でたとえるならば、比叡山を二十くらい重ね上げたような高さで、形は塩尻のようであった。 鹿の子足(かのこあし)の略で、馬の歩み方の一種。 また、鹿の背のように斑点が散在する様を指して伝統的に鹿の子斑(かのこまだら)と呼び、この含意による用法がいくつか存在する。 |sze| jmn| bit| stg| hdg| raz| rmq| ulr| gyq| eyb| pov| tfo| ept| qmt| hzw| syr| vhq| fbq| vir| uxh| gqi| fhq| kxl| aij| axq| yua| fcs| lvw| pct| upv| hnq| tzx| ypk| uix| miz| ohv| myz| oli| lfb| ybc| bfc| zdj| hpg| loj| zab| zfv| mtp| bpk| bjg| jbh|