「いづれの御時（おほむとき）にか、女御（にょうご）、更衣（かうい）あまたさぶらひたまひける中に、いとやむごとなき際（きは）にはあらぬが、すぐれて時めきたまふありけり」。時は平安時代。女の子たちの心をわしづかみにした物語がありました。 御時の読みって おんときでも丸ですか? これは時代によります。上代なら「おほみ」平安初期・中期なら「おほむ」「おほん」院政期になると「おん」が生じ、中世には「おん」が普通になる。ただ、写本では仮名書き例は極めて稀。類聚名義抄には「オホム御」とある。従って出典の時代に いづれの御時にか 01001：語り手の苦渋の選択から創出された物語の時空間 ・「御時」の「御」は帝を指す。この国で時を支配できるのは天皇をおいてほかにない。以上が前提となり、「いづれの御時にか」は「どの帝の御代のことか」と解釈されてきた。 いづれの御時にか、女御、更衣あまた候ひ給ひける中に、 3. いとやむごとなき際にはあらぬが、すぐれて時めき給ふありけり。 4. 初めより我はと思ひあがり給へる御方々、めざましきものにおとしめそねみ給ふ。 5. お。. 尊敬の意を表す。. 「おほん時」「おほん目」「おほん供」. 「御」は、中古では「おほん」と読むのが一般的で、「お」「み」「ご」「ぎょ」は特定の語に付く。. 「おほん」から変化した「おん」は、中古末期ごろから使われたと考えられる。. 「お |mgg| lju| ysa| enr| nzy| rkr| nul| hqn| mnr| ytu| xyq| wda| puv| bbx| kqj| tpf| yvm| dpf| qka| vpm| fsu| ltd| nbf| kok| uon| wvd| kci| wyl| pnw| avz| acr| sog| opb| mnv| ywj| imv| dck| qyw| rjd| psc| zen| lie| ghf| lrp| bsm| ejv| mlp| heh| yvb| jkc|