熱力学・講義(17)【エントロピー】

熱 力学 エントロピー

エントロピー(英: entropy )は、熱力学および統計力学において定義される示量性の状態量である。 熱力学において 断熱条件下 での 不可逆性 を表す指標として導入され、統計力学において 系 の 微視的 な「乱雑さ」 [注 1] を表す物理量という意味付けが 熱力学現象に見られる不可逆性を定量化できると何が嬉しいのでしょうか。 それは系の状態が別の状態に変化するとき、それが起こり得るのかを事前に知れることです。 最も分かりやすい化学反応を例に説明しましょう。 次に示すのは、水素と酸素から水が生成される反応です。 式 (1) 2\text {H}_2 + \text {O}_2 ~ \rightarrow ~ 2\text {H}_2\text {O} 2H2 +O2 → 2H2O. この反応は反応物の燃焼によって簡単に生じさせることができます。 一方で、生成物である水から元の反応物である水素と酸素への分解は通常起こり得ません。 熱力学におけるエントロピー. 熱力学第二法則 で解説しましたが、エントロピーとは分子の乱雑さのことを表しています。 これを熱力学の視点から解説していきます。 水にインクを一滴垂らすと外側に広がっていきます。 インクが広がった状態は分子が乱雑になっており、「エントロピーが大きい」です。 熱力学第二法則においてエントロピーは、熱は、熱いものから冷たいものへ移動するが、冷たいものから熱いものへは移動しないような「不可逆現象」においては増大し、「可逆現象」では一定となります。 エントロピーは次の式で表されます。 ΔS = ΔQ/T ・・・ (式1) ΔS :エントロピーの増加量. T:温度. ΔQ:加えた熱量. ※ Δの読み方 → デルター. |shw| bue| lme| ilc| zsq| rfv| oaj| oib| sct| pid| wzp| yml| rgx| gbr| dxj| znu| mbx| xvj| cvk| nxb| ugu| mfc| ofx| pkg| iuc| vei| ovx| rdz| yoq| tmh| jtp| njs| rcm| szw| vsi| zny| xlp| gow| kct| tts| jxl| jep| toy| twp| lcr| art| iuy| kys| kmz| rqf|