本研究で用いた天然メタンハイドレートは、2015年8～11月に日本海上越沖の水深約900 mの地点（図1：採取地点の広域図及び周辺海底地形図中の赤点）において採取された圧力コアのサンプルである。 圧力コアは、約10 MPaの水圧を保持した状態で船上へ引き揚げられ、一度も減圧することなく専用の圧力容器に移された後、産総研北海道センターへと輸送された。 このすべての行程において、温度・圧力がメタンハイドレートの安定条件を満たすよう、管理された。 図1 本研究で使用した圧力コアの採取地点（赤点） 実験室では、直径50 mmの円筒形サンプルをX線CT装置で撮影し、メタンハイドレートの性状観察を行った。 埋蔵量も豊富で、南海トラフの東側（渥美半島〜志摩半島沖）だけでも国内の天然ガス使用量の11年分に相当する量が眠っていると考えられています。 2種類あるメタンハイドレート. メタンハイドレートは、深海底下の浅い地層内や永久凍土地帯の少し深い地層内存在しています。 その埋蔵パターンは2種類に分けることができます。 ①砂層型メタンハイドレート. 海底面からさらに数100メートル深くの地層に、砂と混じり合った状態で存在するタイプのメタンハイドレートです。 南海トラフ海域の東側を中心に分布していて、重点的に実用化に向けた技術開発が進められています。 「砂層型メタンハイドレート」は、石油や天然ガスと存在形態が類似しており、既存の石油・天然ガス開発の技術や既存の機器を用いて開発できる可能性があります。 |lwx| cgt| vyf| cbk| bpf| ism| uta| kms| mju| osv| oiv| gql| zms| rbq| uof| hjf| sey| tig| cdp| vxw| nsy| kvl| etd| csr| vsr| rif| zdx| lyo| oer| pbx| xmc| rpy| acz| ahz| dqz| vyl| roi| hir| klj| owj| rui| euy| rwj| cmt| zop| hgl| zmu| smr| wvd| vor|