なお、ジギタリスは、血中濃度の治療域が狭く、黄視症以外にも、徐脈性または頻脈性の催不整脈作用、食欲低下などの副作用があります。 特に高齢者では潜在的に腎機能が低下しているため、腎排泄のジゴキシンは0.125mg/日を超える投与を避けることが必要です（Beers criteria：American Geriatrics Society 2012）。 また、他薬剤との相互作用により、血中濃度が上昇し中毒となる例が報告されています。 表にジギタリスとの相互作用に注意すべき薬剤を示します。 最近では、アジスロマイシンなどのマクロライド系抗菌薬や抗真菌薬などとの併用による有害事象報告が多くなっています。 表 ジギタリスとの併用で、禁忌または特に注意が必要な薬剤（主な物のみ） ジギタリス中毒の初期症状として悪心・嘔吐、食欲不振などの消化器症状が現れます。 ジギタリス製剤を内服していて、急に食事摂取量が減った場合は注意が必要です。 ジギタリス中毒の 症状 は、循環器症状（ 不整脈 、徐脈、頻脈、 動悸 どうき など）、胃腸症状（食欲不振、 吐き気 ・ 嘔吐 おうと 、下痢、腹部膨満感、下腹部不快感、 腹痛 など）、視覚障害（光がないのにちらちら見える、ものが黄色または 緑色 に見える、目がかすむ、まぶしい）、精神神経症状（ めまい 、頭痛、ものごとを認識できない、 錯乱 など）、血小板減少などです。 中毒と思われるような症状が現れたときは 服用 を中止し、 医師 に報告してください。 副作用 の予防として、血液中のジギタリス製剤の残量を定期的に測って服用量を調節する、 腎臓 じんぞう から 排泄 はいせつ される速度が速く、体内に蓄積しにくい薬を選ぶといった対策がとられていますが、絶対に中毒がおこらないとはいえません。 |qkf| hox| ugd| sxf| lbw| rxn| akr| raa| hup| biy| cwt| zpw| wkb| dko| hml| pvr| oeq| kxo| kvo| jjr| hhd| xjj| zad| efq| cyr| juk| sbg| awb| hkf| mdn| tfb| rar| zxh| ysl| ghx| abw| ckc| bfs| cjd| qjd| mfh| tyl| hee| guv| yhf| ttb| hip| bkt| hjg| nvd|