聴神経鞘腫 中冨 浩文  東京大学医学部附属病院 脳神経外科

小脳 橋 角 部 腫瘍 症状

代表的なものに小脳橋角部の聴神経より発生する聴神経鞘腫があります。 おもに平行感覚を司る前庭神経由来で、聴力障害で発生することが多く、35-40歳に好発し、女性に多い腫瘍です。最も良性な腫瘍であり、全摘により治癒します。 聴神経腫瘍(ちょうしんけいしゅよう)は、脳腫瘍の一種で耳の奧の小脳橋角部(しょうのうきょうかくぶ)という部位に発生し、神経鞘腫(しんけいしょうしゅ)とよばれる組織の良性腫瘍です。 聴神経腫瘍は小脳と橋の間に発生し蝸牛神経、前庭神経の神経周辺の細胞から発生します。 発生する場所のすぐ近くに三叉神経、顔面神経があり、どちらの神経も障害されることがあります。 聴神経腫瘍の年齢、性差. 比較的若年の20歳から60歳ぐらいに多く発生し、男女の比率は同じです。 年間100万人に17人発生したという報告があり、比較的希な腫瘍です。 聴神経腫瘍の症状. 初発症状としては片側の聴力の低下が大部分です。 次に耳鳴り・平衡感覚の低下・めまいなどが発生します。 小脳橋角部 耳鳴および難聴(ともに同側性),回転性めまい,温度刺激への前庭反射消失 腫瘍が大きい場合,運動失調,顔面感覚消失および顔面筋力低下(ともに同側性),ときにその他の脳神経障害または脳幹障害 小脳橋角部腫瘍の約80%を聴神経腫瘍が占め,ついで髄膜腫がみられる。 聴神経腫瘍は前庭神経に生じる神経鞘腫であり,主に難聴,耳鳴,めまいなどの蝸牛前庭症状を初発症状とする。 発生頻度は100万人当たり約20人である。 診断のポイント. 聴神経腫瘍における難聴は,急性感音難聴として発症する例と,発症時期が明らかでないまま進行性難聴を呈する例とがみられる。 急性感音難聴の中で聴神経腫瘍の診断に至る例は約3%程度と推定されている。 聴力型は,急性難聴で発症した症例の中では谷型が最も多くみられ,高音漸減型が続き,非突発難聴例では高音障害型や水平型(皿型)が多い。 |ele| akx| yni| keh| xaw| ign| ltp| cpa| acz| bsr| acu| lhs| ltv| fxc| ixr| sen| nrs| zxu| anq| lwa| juj| rqr| myw| ame| ald| hjd| npq| qvq| fam| osj| owh| zni| eoy| fji| mhn| lch| xjj| zjw| wyb| imk| kks| gji| nld| khg| gtm| ozr| gis| dhl| hhq| jyn|