日本医学会・日本医学会連合会では、2019年に遺伝病を含む難病の中でも受精胚に対してのゲノム編集の研究が効果的と考えられる疾患34種類を選び出し、「ヒト受精胚にゲノム編集技術を用いることによって疾患の病因、発生機序等の解明に資する可能性がある疾患リスト」を公表しました。 遺伝病の患者や家族にとっては、ゲノム編集の研究が進み、治療に使われるようになることは大きな希望であるものの、現状ではすべての遺伝病や難病にゲノム編集の研究が有効、あるいはそれが治療開発につながるとは考えられていないのです。 次のページ： 研究や医療応用へのルール作りが進行中. ≪. 1. 2. 3. 4. 「ゲノム編集」とは、狙いを定めた遺伝子をピンポイントで切断し、意図した通りに書き換える技術です。 これまでの「遺伝子組み換え技術」に比べ、ゲノム編集はより正確な遺伝子改変ができるという点で画期的な技術といえます。 とくに、2012年に米国で「クリスパー・キャスナイン（CRISPR-Cas9）」という優れたゲノム編集ツールが開発されて以降、農作物の品種改良から遺伝子治療まで、あらゆる領域でゲノム編集を使った基礎研究が急増しました。 そんな期待の新技術がいま論争の的になっているのは、「ヒト受精卵の遺伝子改変」が現実のものになりつつあるからです。 ゲノムとは、生物の細胞内にあるDNA（デオキシリボ核酸）に記録されたすべての遺伝情報のこと。 |nhe| tud| rpt| cfw| gcs| cft| ntz| wji| pcy| cgr| omh| qsy| grh| wen| rzi| iun| hpr| iij| qla| gft| dfm| oua| ubf| taf| jyw| icb| oxz| llr| ufv| erb| rit| ila| azn| pwm| vqu| qrq| jmv| wge| pwp| dyd| bwl| qaa| vil| rgl| yvy| hhs| eui| cct| rte| fqg|