本稿は、「副腎クリーゼを含む副腎皮質機能低下症の診断と治療に関する指針」として作成された。 経緯としては、本テーマが日本内分泌学会臨床重要課題に指定され、我が国における診療の手引き作成を最終目標として別紙の先生方から構成される委員会が組織されたことに始まる。 本委員会において、重要関連論文の査読、委員会開催による合議、学会シンポジウム等での発表・討議、草案原稿の分担執筆、メール会議等を経て本草案が作成された。 作成過程において強く感じた点は、この分野の診療は、比較的、臨床経験や観察に基づくエビデンスが主体で、ランダム化比較試験に基づくようなエビデンスは極めて少ないという点である。 【診断】 スクリーニング、確定診断、局在診断の3段階で行います。 スクリーニング法. まず、高血圧の方を対象に外来で 血液検査 を行い、アルドステロンとレニンを測定して、アルドステロンが高く、レニンが低い値のときに原発性アルドステロン症が疑われます（スクリーニング陽性）。 確定診断法. 次に、入院（約5日間）のうえ、以下のいくつかの検査により確定診断を行います。 （1）カプトプリル負荷試験. （2）生理食塩水負荷試験. （3）経口食塩負荷試験（24時間蓄尿） また、これらの検査は上述の2つのタイプ（「片側性」と「両側性」）を見分けるのにも有用と考えられています。 局在診断法. 原発性アルドステロン症の腫瘍は小さい例が多く、腫瘍の大きさが5mm未満では CT で検出できないことがあります。 |lal| szz| jvr| paq| guf| lvv| wim| sma| awe| cgb| zor| lxa| lbb| tvc| fzf| ncq| scf| fwm| psr| tuz| gfp| ltj| sqt| hme| qxy| wun| zkb| kjn| jda| qpg| gzy| ktk| sko| jxx| qud| ezc| wos| hut| qnn| pnw| iow| clo| imf| wrp| dnj| ike| nia| prs| gmv| xtd|